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3度目世界挑戦の河野 引退覚悟「絶対ベルト獲る」

[ 2012年12月27日 06:00 ]

スローシャッターが河野公平の軽快なフリッカージャブの軌跡をとらえる

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者 テーパリット・ゴーキャットジムVS同級8位 河野公平

(12月31日 東京・大田区総合体育館)
 大みそかに3度目の世界挑戦に臨む河野公平が都内のジムで練習を公開。減量もスムーズに進み、精神的にも落ち着きを見せる河野は「試合が決まった時点で負ければ引退する覚悟を決めてやっている。絶対にベルトを獲りたい」と王座奪取を宣言した。

 25日に来日した王者テーパリットが自身の写真を踏みつける“踏み絵”パフォーマンスをしたことに、温厚な性格の河野も「イラッときた」と戦闘モードに突入。王者は9月、名城信男(六島)との3度目の防衛戦で後半にスタミナ消耗が目立っただけに「ボディー打ちをしつこくいく」と得意の肉弾戦に持ち込んで後半に決着をつける戦略を練っている。

 ボクシングで家族へ恩返しする最後のチャンス。この日、練習を見守った母・久子さんは「最後の世界戦だと思って集大成を見せてほしい」と期待を込めた。河野も母の登場に照れながら「ここまでこられたのも家族のサポートがあったから。勝って“ありがとう”と言いたい」と家族のためにも夢をつかむ。

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2012年12月27日のニュース