五十嵐 帝拳日本勢の連敗阻止へ「成長した姿見せる」
WBC世界フライ級タイトルマッチ 五十嵐俊幸VSネストール・ナルバエス
(11月3日 ゼビオアリーナ仙台)
王者・五十嵐俊幸(28=帝拳)はフライ級のリミット50・8キロでパスし「難しいと言われる初防衛戦で成長した姿を見せたい。絶対勝ちます」と言葉に力を込めた。日本人選手が仙台で世界戦を行うのは、83年6月のWBA世界スーパーフライ級王者・渡辺二郎(大阪帝拳)以来29年ぶり。
王者にとっては秋田・西目高3年だった11年前に国体で優勝した験のいい場所だ。同じジムの西岡利晃、粟生隆寛が世界戦で続けて敗れており、連敗阻止に意欲満々。「積極的に攻めるのが今回のテーマ。万能型を目指して自分が得意のアウトボクシングに加えて接近戦の練習もしてきた」と、表情は自信に満ちあふれていた。
▼ネストール・ナルバエス(30=アルゼンチン) 初の世界挑戦。ボクシング人生でこの瞬間を待っていた。1回から出て行く。このタイトルは必ず(母国アルゼンチンに)持って帰る。(計量は300グラムアンダーの50・5キロでパス)
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