しずちゃん　報道陣に拒否反応　荒い呼吸のまま中断して…

　ロンドン五輪出場権を懸けるアマチュアボクシング女子の世界選手権（１２日開幕・秦皇島＝中国）に出場する日本代表選手が２日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開した。

　お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと、ミドル級の山崎静代（よしもとクリエイティブエージェンシー）らが五輪出場への決意を新たにした。

　山崎は、ライト級で五輪を目指す釘宮智子（平成国際大）と実戦練習するなど、約１時間汗を流した。

　しかし、リングに近づいて撮影した報道陣に拒否反応を示し、荒い呼吸のまま中断して控室に下がってしまった。動きそのものに動揺は感じられず「あと１週間なのでしっかりとコンディションを上げて集中して試合に臨みたい。目標はベスト８に入ること」と力強く言い切った。

　五輪初採用のボクシング女子は３階級を実施。山崎と釘宮のほかにフライ級の箕輪綾子（フローリスト蘭）は世界選手権で８強入りすれば五輪出場が決定する。非五輪階級の３人を合わせた６人の日本代表は７日に中国へ出発し、１１日に組み合わせ抽選が行われる。