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“ビートブラック”木村 リングで天皇賞波乱再現だ!

[ 2012年5月2日 06:00 ]

決戦の地シンガポールに向け出発した木村

プロボクシング WBA世界フェザー級タイトルマッチ12回戦 クリス・ジョン―木村章司

(5月5日 シンガポール、マリーナベイ・サンズホテル)
 プロボクシングでも大波乱を演出する。WBA世界フェザー級王者クリス・ジョン(32=インドネシア)に挑戦する同級14位・木村章司(34=花形)が1日、決戦の地シンガポールに出発。成田空港で4月29日の「天皇賞・春」の話題に触れ「オルフェーヴルだって(負けることは)ある。絶対はない」と鼻息を荒くさせた。

 48戦無敗のジョンとの対戦は「木村の判定負け」が大方の予想。しかし、競馬ファンの木村は「勝負に絶対はない」との思いで天皇賞をテレビ観戦。大本命オルフェのまさかの惨敗で「波乱を起こすイメージは出来上がった」と不敵に笑みをこぼす。勝ったビートブラックがマイペースの先行で後続馬を幻惑したことを引き合いに出し「誰でもそう。自分のボクシングができれば勝てます」と強気に話す。木村の世界ランキングは14位。偶然にもビートブラックは14番人気で世間をあっと言わせた。“ビート木村”が過去最高の仕上がりという「高速パンチ」で驚きの王座奪取を演じてみせる。

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2012年5月2日のニュース