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35歳藤岡 TKOで新王者!富樫と小関は6度目防衛

[ 2011年5月8日 18:10 ]

チャンピオンベルトを締め喜ぶ藤岡奈穂子

 世界ボクシング評議会(WBC)女子のトリプルタイトルマッチは8日、東京・後楽園ホールで行われ、ミニフライ級は挑戦者で同級3位の35歳、藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)がチャンピオンのアナベル・オルティス(メキシコ)に8回終了、TKO勝ちして新王者となった。

 東日本大震災の被災地、宮城県大崎市出身で世界初挑戦の藤岡は2度のダウンを奪って圧倒し、戦績を6戦全勝(4KO)とした。

 ライトフライ級王者の富樫直美(ワタナベ)は同級11位のジュジース・ナガワ(フィリピン)を5回1分32秒、TKOで下した。アトム級王者の小関桃(青木)も同級13位のクリカノック・アイランドムエタイ(タイ)に5回1分15秒でTKO勝ちした。富樫と小関は6度目の防衛。戦績は富樫が9戦8勝(4KO)1分けで、小関は9戦8勝(3KO)1分け。

 今回の興行は3月12日の予定だったが、震災の影響で延期された。

 ▽藤岡奈穂子の話 ほっとした。自分が思った以上の出来。挑戦者なので自分からいかないと、と思っていた。(震災の被災者を)これ以上、沈んだ気持ちにさせたくなかった。

 ▽富樫直美の話 大きなパンチをもらわないことを気を付けた。距離は中途半端だった。勝負はついたと思い(5回は)まとめにいった。(震災で延期されながら)こうして試合ができたことがよかった。

 ▽小関桃の話 左はよく当たったけど、ワンパターンになってしまった。連打とか練習でやってきたことを本番のリングでもっと出したかった。

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