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ドタバタ世界戦は「数千万円の赤字」

[ 2009年5月27日 06:00 ]

WBC世界フライ級タイトルマッチの当日券を求めて並ぶファン

 【WBC世界フライ級タイトルマッチ】試合2日前の会場変更だったが、1080人収容のディファ有明は917人で埋まった。後援者や関係者向けの約300枚以外はすべて当日券で販売。午前10時前に訪れた一番乗りを筆頭に午後4時の販売開始時点で行列は約80人と少なめだったが、平日のためか夕方過ぎから客足が伸びた。

 会場使用許可が間に合わず上海開催を断念したのは23日。中国開催が珍しいため、WBCは特別に指名試合を延期して熊との試合を認めていた。そのためWBCの東京開催の条件は試合日、オフィシャルの変更は不可という厳しいものだった。

 猶予は4日。会場確保やTBSの中継準備、日本ボクシングコミッション(JBC)も挑戦者らのビザ取得などに追われた。前代未聞のドタバタ開催で宮田会長は「数千万円の赤字」と笑ったが、親子連れの観客は「試合を見られるから中国でなくてよかった」と喜んでいた。

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2009年5月27日のニュース