×

王者追い詰めた!熊朝忠が再戦熱望

[ 2009年5月27日 06:00 ]

6回、右フックで内藤大助(左)からダウンを奪った熊朝忠

 【WBC世界フライ級タイトルマッチ】6回に右フックでダウンを奪いながら王者・内藤に判定負けした熊朝忠は「捕まえきれなかった」とさばさばと振り返った。大きな左右フックで前進し、7、8、11回にも内藤をぐらつかせたが、採点に関しては「何もない」と不満の表情は見せなかった。タイトルは08年3月に獲得したWBCのアジア地域王座だけ。プロ戦績は13戦しかなく、身長も内藤より12・5センチ低い。左右フック主体の単調なスタイルだが、ボクシングを始める前は標高2000メートルの高地・昆明で人力車を引いていたという。パワーと「2試合できる」スタミナが武器だが「世界初挑戦の緊張で力を発揮できなかった。上海の応援があればもう少し落ち着いてできたかも」と話し、再戦を望んでいた。

続きを表示

2009年5月27日のニュース