メッツ・千賀滉大 新人王獲得ならず 新人史上初「25本塁打&50盗塁」のDバックス・キャロルが受賞

[ 2023年11月14日 08:58 ]

メッツ・千賀(AP)
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 米大リーグは13日(日本時間14日)、全米野球記者協会に所属する記者の投票によって決定される今季の両リーグ新人王を発表。ナ・リーグ新人王の最終候補に入っていた千賀滉大投手(30)は受賞を逃し、2018年の大谷翔平(エンゼルス)以来、日本選手5人目となる栄誉を手にすることはできなかった。

 ナ新人王には155試合の出場で打率・285、25本塁打、76打点、54盗塁を記録するなど、走攻守すべての面でハイレベルな活躍を見せ、チームをワールドシリーズへと導いたダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手(23)が選出された。

 千賀はメジャー1年目の今季、開幕から先発ローテーションを守り続けた。29試合の登板で12勝7敗、リーグ2位となる防御率2・98を記録。“ゴーストフォーク”を武器に、166回1/3を投げ、202奪三振を奪うなど持ち味を存分に出した。メジャー屈指の安定感を示し、1年間を戦い抜いた。

 最終候補にはキャロル、千賀、さらに打率・248、23本塁打、70打点、16盗塁を記録したドジャースのジェームズ・アウトマン外野手が入っていたが、新人史上初の「25本塁打&50盗塁」を記録したキャロルが評価された形となった。

 日本選手は1995年の野茂英雄(ドジャース)、00年の佐々木主浩(マリナーズ)、01年のイチロー(マリナーズ)、18年の大谷翔平の4人が新人王を獲得。千賀もチームの先発陣の柱として好成績を残したが、惜しくも栄誉には届かず。それでも、発表された投票内訳では満場一致のキャロルに次ぐ71ポイントを獲得し、2位に入った。

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