【落合×東尾対談】東尾氏、28歳で福岡から所沢へ 新築一軒家建てたばかり…当時の困惑ぶり語る

[ 2023年6月20日 17:10 ]

「落合博満のオレ流チャンネル」に出演した東尾修氏(右)と握手を交わす落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が20日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第2回目として、プロ野球歴代10位の通算251勝を挙げた東尾修氏(73)をゲストに招いて対談を行った。

 落合氏から東尾氏へどうしても聞きたいこととして、「福岡から所沢に来たでしょ。どんな感じでした?」との質問が出た。「いや、最初そういう、ちらちらっと(移転の)噂が出た時に、“え?”と思ってて。決まった後に“所沢?西武?何?”ってまったく知らなかった」という。

 1978年11月、福岡野球株式会社は球団を西武に譲渡したが、東尾氏はその当時、福岡市南区穴観音に一軒家を建てたばかりだった。「ちょうどその時に(福岡に)家を建てて、ちょっとした後だった。どうしようかと。西武の不動産からどこどこと(紹介が)来るんだけど、単身赴任でどこに住もうかと思って。(チームメートは)所沢の近くに住んだわけよ。ただ俺は“所沢で晩メシ食えないな”と思って」とし、東京都文京区目白台のマンションを借りた。

 28歳の時の単身赴任。「(当時は)そんなに長くすると思わなかったのよ。昔の野球選手の平均寿命っていうのは、10年とかその程度やった。だから、ちょっと行ってくるなと思って」と東尾氏。所沢に移転した西武で長く野球を続けることは想像していなかったという。

 「西武があんなに強くなったから。良い思い出しかないんだけどね。20代は、自分が投げて抑えこんで勝てるっていう自信もあったし。だんだんピッチャーとして弱く(力が)落ちてきた時に、チームが強くなって。打つ方が助けてくれたりとか、チーム力っていうのができたから、ものすごく晩年まで良いバランスでいけたなと思う。(所沢でプレーできて)良かった」と話していた。

 1988年シーズン限りで現役引退したが、西武ライオンズとしては10シーズン。西武黄金時代のエースとして活躍した。

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