マック鈴木氏が見たエンゼルス・大谷好調の要因 100%に近い体調で力全て解放

[ 2023年4月23日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2-0ロイヤルズ ( 2023年4月21日    アナハイム )

<エンゼルス・ロイヤルズ>7回、マッシーを空振り三振に仕留め引き揚げる大谷(撮影・会津 智海)
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 ロイヤルズなどでプレーしたマック鈴木氏(47)が、開幕から無傷の3連勝とした大谷の好投の要因を分析した。

 初回、大谷投手は3者連続三振の立ち上がり。決め球は直球、スライダー、スプリットと「何を投げてもアウトにできる状態」でした。自分でサインを出していますが、相手打者に読まれにくいよう中盤からガラッと配球を変え、縦に大きく割れるカーブを多めに。6回は3三振のうち2つをカーブで奪いました。このあたりの感覚も見事だと思います。

 今季好調の一因に、トミー・ジョン手術から復帰して3年目を迎えたことがあると思います。手探り部分がなくなり、体調やフィーリングが100%に近くなった。そして、持っている力を全て解放できるようになりました。最大の武器の「スイーパー」は、肩甲骨の柔軟性に秘密があります。身長の高さ、腕の長さを最大限に生かしているのが肩周りの柔らかさ。これにより強烈なスピンがかかり、平均値を大幅に上回る曲がり幅を得ています。

 これまでは長くプレーをするならいずれは打者に、という声があったと思いますが、今年の投球で見方は変わるでしょう。サイ・ヤング賞も十分に狙えると思います。

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2023年4月23日のニュース