広島・松田オーナー 新井監督に新戦力発掘を期待「眠っている力を見つけて広げてほしい」

[ 2022年12月25日 05:00 ]

入団会見で記念撮影する新井監督(中央)

 広島が24日、球団の仕事納めを迎えた。松田元オーナーは、新井監督の1年目シーズンについて言及。「(来年は)選手の可能性を追求し、眠っている力を見つけて広げてほしい」と期待した。

 今季は4年連続Bクラスの5位に沈み、来季から新指揮官を迎えての新体制が始まる。勝利と育成の両立という難題に挑む中で、「新鮮な目で見てあげてほしい」と新戦力発掘を願った。

 16年からのリーグ3連覇を支えた選手はベテランから中堅選手の域に入り、主力になり得る若手選手の台頭が求められている。「ベテラン選手の年齢がかさんでくるので、そこを埋められる選手を育てないといけない」。球団としても次世代選手の育成を後押ししていく方針だ。

 来年1月から球団アドバイザーに就任する球団OB・黒田博樹氏には、ドラフト1位の高校生右腕・斉藤(苫小牧中央)への指導を期待する。「チームの核になる投手。どのようにしてエースに育っていくのか助言してほしい」。英才教育を施し、未来のエースに育てるプランを掲げた。

 将来を見据えた戦いだけではなく、まずは18年以来5年ぶりのV奪回が至上命令となる。野手ではメジャー通算54発の三塁手・デビッドソン(アスレチックス)、投手では現役ドラフトで巨人から加入した戸根らの補強を進めた。「元気にガムシャラにやってくれればいい。(優勝の)チャンスは巡ってくると思う。ハワイに行きたいね」。優勝旅行への期待ものぞかせた。(河合 洋介)

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2022年12月25日のニュース