岩本勉氏 朗希も白井球審もプロ意識の衝突との持論を語る 「どっちが正解、不正解ではない」

[ 2022年4月25日 18:17 ]

元日本ハムの岩本勉氏
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 元日本ハムの岩本勉氏(50)が25日放送の文化放送「岩本勉のまいどスポーツ」(月曜後5・45)で、ロッテ・佐々木朗希投手(20)が判定への態度について、持論を語る場面があった。

 佐々木朗は24日、オリックス戦に先発し、5回6安打2失点で開幕3連勝を飾ったが、2回には球審の白井一行審判員(44)から判定への態度について詰め寄られる場面があった。

 「ストライク、ボールの判定で、生活をかけて必死に投げているピッチャーは、“今の(ストライクに)とってくんないのか”という気持ちは必ず出てきます。思わずリップ(唇)が動いてしまうこともある。でも、アンパイアに対して、“今の入っているやろ”みたいなことは、よっぽどのことがない限り(声を挙げて)言わない」と佐々木朗の立場を理解。その上で「でも、周りは“アンパイアにクレームつけ始めたか、佐々木は”と誤解を生む可能性がある」との危険性を指摘。その点について、「(白井球審の中に)“佐々木、若いのに、こんなことやってたら、佐々木のイメージが悪くなってしまう。誤解されるよ”というのがあったと信じている」と白井球審の心情についても触れた。

 互いの心情を察した上で「決していがみ合いはない。人間がやっていることやから、色々な人の見方によって変わってくるし、、皆が野球界にとって良かれと思って、一生懸命プロ意識を持って戦っている」と締めくくった。

 岩本氏は、自身のYouTubeも更新。「(朗希と白井球審で)どっちが正解、不正解ではない。世界的に注目を集める佐々木朗希だから、ちょっとしたことでも大きなニュースになって、皆さんの関心を得るのだけれでも」と前置きした上で「佐々木朗希がプロ野球選手のピッチャーとして、プロ意識が高くなった一瞬のように見えた。白井アンパイアは、この若き投手が、もっともっと大きなピッチャー、世界レベルで戦える投手になってほしいという気持ちから、今の態度は周りが誤解するような態度かもしれませんよ、誤解するような発言にも見受けられますよ、という“お伺い”を立てた一瞬に見えた」と総括した。

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