新庄監督 9回2死サヨナラ好機に“奇策” 2ストライクから代打・佐藤を起用も不発で引き分け

[ 2022年3月3日 21:25 ]

オープン戦   日本ハム1ー1ヤクルト ( 2022年3月3日    札幌D )

<日・ヤ>9回2死一塁、郡(右)のとき1ボール、2ストライクから代打・佐藤を送る新庄監督(撮影・村上 大輔)
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 日本ハムは3日、本拠でのオープン戦でヤクルトと対戦し、1―1で引き分けた。ビッグボスこと新庄剛志監督(50)は、9回2死二塁と一打サヨナラのチャンスで郡拓也捕手(23)がカウント1―2と追い込まれると、この場面で代打として佐藤龍世内野手(25)を起用。佐藤は三ゴロに倒れ引き分けに終わったが、郡を打席途中で交代させる采配を見せ球場をザワつかせた。

 試合は先発の根本が初回、2死満塁から荒木に押し出しとなる四球を与え1失点。初回3四球と制球が定まらず不安定な立ち上がりを見せたが、その後は抑え4回2安打1失点で降板。打線は4回、万波が左翼スタンドへ弾丸ライナーの1号ソロを放ち、1―1と同点に追いついた。

 投手陣は5回以降、古川→ロドリゲス→望月→北山→西村が1イニングずつ無失点リレー。3回以降はヤクルト打線を無安打に封じた。

 すると9回、2死二塁と一打サヨナラのチャンス到来。ここでこの日「5番・遊撃」で先発起用された郡捕手が4度目の打席へ。3打席凡退に倒れていた郡は、ヤクルトの5番手・大西の投じた3球目をファウルとしカウント1―2と追い込まれると、新庄監督が立ち上がり代打・佐藤をコール。打席途中での“異例の交代劇”に球場はザワついた。

 しかし、佐藤は三ゴロに倒れ試合終了。前日のヤクルト戦(〇1―0)では決勝打を放っていたが2試合連続のヒーローとはならなかった。

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