MLB開幕延期!労使対立で期限1日延長も交渉決裂 緊張感なしコミッショナーはSNS上で大炎上

[ 2022年3月3日 02:30 ]

会見するマンフレッド・コミッショナー(AP)
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 労使が対立する大リーグで1日(日本時間2日)、機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナー(63)は、予定されていた31日(同4月1日)の開幕延期と、最初の2カード中止を発表した。

 機構が通常開幕へ向けて設定した米東部時間1日午後5時の期限まで、残り30分に迫ったところで選手会が受け入れを拒否した。前日の協議が終わったのは、日付が変わった午前2時30分。この日も午後1時から始まったが、今年の年俸の最低保障額で選手会が72万5000ドル(約8340万円)を求めたのに対し、機構は70万ドル(約8050万円)を提示するなど、主要な争点について双方の溝は埋まらなかった。

 マンフレッド・コミッショナーは記者会見で「合意できなかったのは一方の努力不足によるものではないとファンに保証したい」と主張。一方、交渉の休憩中にはゴルフスイングの練習をするなど緊張感が感じられず、さらに会見で笑みを浮かべて選手、ファンの反感を買い、SNS上で大炎上した。

 カブスの先発右腕ストローマンは「マンフレッド、出ていけ」などと怒りの投稿。エンゼルスの右腕ロレンゼンも会見動画を引用し「なぜ笑っているのか分からない。頭がおかしくなりそう」とあきれていた。

 労使対立で開幕が遅れるのは選手会がストライキを決行し、野茂英雄(当時ドジャース)が人気回復に一役を買った95年以来27年ぶり。今後はニューヨークに交渉の場を移し、合意を目指す。

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2022年3月3日のニュース