オリックス出てこい新守護神!中島監督が脱平野佳頼みへ山岡も候補「両にらみしていく」

[ 2021年12月31日 05:30 ]

オリックス・中嶋監督
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 新守護神、出てこい!オリックス・中嶋監督が、平野佳の後継候補の台頭を熱望した。

 「平野にだけ頼るわけにはいかない。平野がいるから9回に投げなくていいやと思ってしまうのか、取ってやると、なるのか。出てきてほしいですよね」

 今季は4年ぶりに古巣復帰した平野佳に抑えを託し、46試合登板1勝3敗29セーブ、3ホールド、防御率2・30。来季も絶対的な存在であることに変わりないが、不測の事態に備える必要もある。

 「ポスト」候補は、いずれも150キロ超の剛球を武器とするK―鈴木や張奕、漆原ら豊富にそろっている。ただ21年も4月に平野佳が首痛で長期離脱した際などに代役を任せる機会があったが、重圧からか精彩を欠いた。「9回になると別人のような投球をしてしまう。それを“経験が”というなら経験させるしかない」とし、来季も「勝利と育成」の両立を継続する構えだ。

 上記した投手らに加え、今季途中に救援へ配置転換された山岡も候補に入ってくる。9月に右肘クリーニング手術を受け、日本シリーズ第5戦では復帰即救援白星を挙げた実績がある。指揮官は「日本シリーズで投げられたが、球数制限もかけていた。やっぱり先発の方がいいのか、両にらみしていく」と慎重に見極める方針だ。(湯澤 涼)

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2021年12月31日のニュース