日本ハム・新庄ビッグボス国内初補強 巨人戦力外の古川侑利と育成契約を発表

[ 2021年12月13日 15:39 ]

力投する巨人・古川(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハムは13日、巨人を戦力外となった古川侑利投手(26)と育成契約で合意したことを発表した。新庄剛志監督(49)が就任後、既に4人の新外国人選手を獲得しているが、国内補強は初めて。自ら視察した8日の12球団合同トライアウトで149キロをマークした右腕が、高い評価を得た。

 古川は8日の12球団合同トライアウトでは巨人の背番「63」のユニホームで打者3人と対戦。前楽天・片山に左前打されたが、前広島・高橋を二飛、前DeNAの松尾を中飛に抑えた。気温9度の中、参加した22投手の中では最速タイの149キロを計測。140キロ台後半の速球やカットボールを駆使して球威をアピールしていた。

 「選手の気持ちが分かる。一人でも多く獲りたい」と話していた新庄監督が阪神入団当初に背負った番号も「63」だった。

 自己最速154キロを誇る古川は楽天時代の18年に18試合に登板して自己最多4勝を挙げたが、翌19年途中に巨人へトレード移籍。巨人の3シーズンで1軍登板は9試合で、今季の1軍登板は1試合に終わった。しかし、イースタン・リーグでは中継ぎとして36試合に登板し、2勝1敗2セーブ、防御率2・18。先発の経験もある。

 ◇古川 侑利(ふるかわ・ゆうり)1995年(平7)9月8日生まれ、佐賀県出身の26歳。有田工では3年夏の甲子園に出場。13年ドラフト4位で楽天に入団。14年9月14日の西武戦で1軍デビューした。19年7月にトレードで巨人に移籍。プロ通算成績は48試合で6勝14敗、防御率5.16。1メートル78、86キロ。右投げ右打ち。

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