6失点KOの阪神・秋山 雪辱とカード勝ち越しへの気合が空転 悔しさは次回30歳初陣で

[ 2021年4月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-8巨人 ( 2021年4月22日    東京D )

<巨・神(6)>2回1死一塁、坂本に2ランを浴びた秋山 (撮影・森沢裕)
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 まさかの乱調だった。阪神・秋山は立ち上がりからボールが浮いたところを巨人打線に捉えられ、3回で10安打を浴びて6失点に沈んだ。開幕から3試合連続でクオリティースタートを記録していた安定感が影を潜め、球団広報に託した言葉に落胆をにじませた。

 「すごく悔しい結果になってしまいました」。

 初回1死一、三塁から岡本に初球カットボールを左中間にはじき返され、チームとして10試合ぶりの先制を許した。さらに2死三塁から重信にも痛打。立ち直りを目指した2回も吉川、坂本に被弾した。

 6人そろって好調を持続してきた先発陣では今季ワースト6失点、同最短の3回で降板。矢野監督も「3点、3点というのはあまりにも重かったし、球も高かったし、ボールのキレ、高さ。次回、しっかり投げてくれたら」と渋い表情を浮かべた。

 巨人には前回8日の対戦でも6回2失点で援護なく黒星。雪辱とカード勝ち越しへの気合が空転した形で打ち込まれた。6失点は昨年7月1日の中日戦以来。つまり、18戦11勝(3敗)を誇った昨季でさえ一度はあった。26日が誕生日で、次回は心機一転、逆襲を期す30歳初陣。「この悔しさを持って次の登板では抑えることができるように頑張りたいです」と力強く前を向いた。 (遠藤 礼)

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2021年4月23日のニュース