阪神 新加入チェン&アルカンタラは先発起用方針 矢野監督「先発強化をしたい」

[ 2020年12月31日 05:30 ]

前ロッテのチェン・ウェイン
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 阪神の矢野燿大監督(52)が30日、新加入するチェン・ウェイン投手(35)と、ラウル・アルカンタラ投手(28)を先発起用する方針を明かし、大きな期待を寄せた。「先発強化をしたい、必要というところで両投手が取れたのはすごく頼もしい。先発投手で、まずリズムを作っていくところでその2人が必要だった」

 今季は規定投球回に達したのは西勇と青柳だけ。チーム防御率3・35は巨人の3・34に次いでリーグ2位だったが、2連覇中の巨人打倒には特に先発陣の奮闘が必要と分析。あくまでも競争が大前提ながら、新戦力として迎え入れたい意向だ。

 「特に巨人と試合をしていると向こうの先発に対してなかなか点が取れない中で、1、2点を取られて向こうに有利に(試合が)進んでいく。先発でこちらがリズムを作った状態で戦っていきたい」

 チェンは今年9月にロッテに加入して4試合登板で0勝3敗も防御率2・42。日米通算95勝の実績を誇っている。一方のアルカンタラは今季、韓国リーグで20勝を挙げて最多勝に輝いた。31試合に先発して198回2/3を投げたことが証明するようにタフネスぶりは大きな魅力だ。「競争がめちゃくちゃ激しくなる」。日本人も助っ人も巻き込んだ先発6枠を巡る争いは激化必至だ。(山本 浩之)

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