西武・伊藤翔が結婚 来年1月2日に婚姻届提出へ お相手は3歳上の美容師

[ 2020年12月31日 05:31 ]

自身と愛妻の似顔絵を手にする西武・伊藤(本人提供)
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 西武の伊藤翔投手(21)が来年1月2日に結婚することが30日、分かった。お相手は徳島県出身の一般女性(24)。既に都内で同居しており、婚姻届は出身地である千葉の匝瑳市役所に提出する。プロ入り前から支えてくれた大切な人と約500キロの遠距離、そしてコロナ禍も乗り越えてのゴールイン。4年目の来季は先発ローテーション定着を狙う。

 もう一人ではない。最愛の人とともに人生を歩む。伊藤は「独立時代の一番しんどい時期を知っている。プロで活躍している姿を見せたい。来年は必ず先発ローテに入ります」と言葉に力を込めた。

 伊藤は千葉・横芝敬愛3年だった16年にプロ志望届を提出も指名漏れ。失意のまま、四国アイランドリーグ徳島に入団したが、現地で美容師の彼女と運命の出会いを果たした。すぐに交際がスタート。「彼女は野球を知らない。年上だけど、一緒にいて楽だった」と私生活を充実させると、本職でもチームを日本一に導き、MVPを獲得した。同年ドラフト会議で西武から3位指名を受け、わずか1年で夢を実現させた。

 所沢と徳島の遠距離恋愛となってからも順調に交際は続いた。昨春の高知・春野キャンプ期間には同学年で公私ともに仲のいい今井に紹介する目的もあり現地で3人で食事に出掛けた。明るい性格と周囲への気遣いも抜群の彼女は人見知りを自認する今井ともすぐに打ち解けたという。

 3年愛を実らせたのは見事な「プロポーズ大作戦」だった。大安だった今月15日に浅草を観光し、夜はサプライズでヘリコプターで東京上空を周遊。レインボーブリッジや東京スカイツリーが光り輝く夜景を堪能した後、108本のバラを渡し「野球を頑張るから、サポート役をお願いします」とプロポーズした。一生に一度の大恋愛がここに結実。コロナ禍が落ち着いたら結婚式も挙げる予定だ。

 入団1年目の18年にいきなり3勝も昨季は0勝で、今季も12試合(先発3)で0勝2敗、防御率4・08。まずはチーム内の競争を勝ち抜き、先発投手としての地位を確立する。

 ◆伊藤 翔(いとう・しょう)1999年(平11)2月10日生まれ、千葉県匝瑳市出身の21歳。横芝敬愛から四国アイランドリーグ徳島を経て17年ドラフト3位で西武入団。通算成績は34試合に登板し、3勝2敗、防御率3.69。1メートル77、74キロ。右投げ右打ち。

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