20年以上…村上 地元知事に直訴“熊本でヤクルト戦を”

[ 2019年12月28日 05:30 ]

くまモンと写真に納まる村上
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 セ・リーグ新人王に輝いたヤクルトの村上が出身地・熊本県の県庁を訪れて蒲島郁夫知事(72)を表敬訪問し、受賞を報告した。自身の活躍によって熊本にヤクルトファンが増えていることを聞くと、知事に「熊本でプロ野球をやりたいです。ぜひお願いします」と思い出の詰まった藤崎台球場での主催試合の開催を直訴した。

 熊本での公式戦は村上が入団前の17年に巨人主催で行っているが、ヤクルト主催となると98年7月5日の横浜(現DeNA)戦以来、20年以上行われていない。それでも「いつかは、という思いはある」と熱望する。中学生の頃、藤崎台球場でソフトバンク―楽天の試合を観戦。九州学院時代は何度もプレーし、敗れて高校最後の試合となった熊本大会決勝の秀岳館戦では悔し涙を流した。プロとなり、同球場で再びプレーすることを夢見る。

 3年前に地震で被災した熊本城復旧のため、1本塁打ごとに定額を寄付することも決めている。熊本県営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」とも初対面を済ませた郷土愛あふれる19歳は、改めて「チームが優勝すること。個人的には3割、30本、100打点を達成したい」と目標を口にした。(黒野 有仁)

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2019年12月28日のニュース