無失策王か、ホームラン王か――ソトVSロペ!DeNA激アツ一塁手争いゴング 

[ 2019年11月28日 05:30 ]

一塁手として連続守備機会無失策の新記録を達成したロペス(右)
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 一塁手の「激アツバトル」のゴングが鳴る。DeNAのラミレス監督が来季、2年連続本塁打王のソトを一塁起用するプランを明かした。ヤンキースの有望株として注目されたメジャー通算33本塁打の新外国人・オースティン(前ブルワーズ)について「右翼になると思う」と明言。ロペスとソトを競わせる。

 「新しい試みです。ロペス、ソトで一塁を守らせることを考えている。ソトが一塁をある程度のレベルでできれば、オプションがかなり増える」

 今季の一塁は、ロペスが140試合、佐野が3試合に先発。ソトは二塁で52試合、右翼で81試合に先発し、試合途中も含めて一塁を守ることはなかった。しかし来日前は一塁と三塁がメインで、昨季も一塁で22試合に先発。今季43本塁打、108打点でリーグ2冠に輝いた。一方のロペスは一塁手として連続守備機会無失策1517のプロ野球新記録を達成した堅守と、17年打点王に輝いた勝負強い打撃を何度も見せた。チームに欠かせない2人が、し烈なポジション争奪戦に挑む。

 指揮官は、外国人枠を野手が3人占める可能性も「ないことはない。うまくマネジメントできれば」という。その場合、残り1枠をパットン、エスコバーの実績ある救援陣と、新加入のピープルズで争うことになる。助っ人たちのこれまでにないハイレベルな争いが、22年ぶりの優勝を狙うチームを活性化させる。 (町田 利衣)

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