習志野“センバツ準V”の意地 沖縄尚学との延長戦制し夏通算20勝 土壇場9回に追いつく粘り

[ 2019年8月9日 16:32 ]

第101回全国高校野球選手権大会 1回戦   習志野5―4沖縄尚学 ( 2019年8月9日    甲子園 )

<沖縄尚学・習志野>延長10回、ビシっと3人を抑え、ガッツポーズする習志野・飯塚(右) (撮影平嶋 理子)
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 第3試合は、今春センバツ準優勝の習志野(千葉)が、延長戦にもつれこんだ沖縄尚学(沖縄)との接戦を5―4で制し、11年以来8年ぶりの初戦突破を決めた。習志野はこれで夏通算20勝目。

 打線は2回2死二塁、先発投手の8番・山内翔太(2年)の適時左前打で1点を先制。4回には、先頭の4番・桜井亨佑(3年)が中前打。中堅手がファンブルする間に二塁に進むと、続く高橋の犠打で1死三塁とし、さらに6番和田泰征(2年)のスクイズが決まり1点を加えた。

 4回に3連打とスクイズで3点を奪われ逆転を許したが、直後の5回に3番・根本翔吾(3年)の適時中前打で同点。しかし、6回には再びスクイズで勝ち越された。

 それでも、1点を追う9回だった。安打と敵失などで1死一、三塁の好機を作ると、6番・角田勇斗(2年)が適時左前打を放ち、土壇場で同点に追いつく粘り。そして迎えた延長10回、安打と犠打で1死二塁の場面を迎えると、和田が適時二塁打を放って貴重な勝ち越し点を挙げた。

 6回無死から登板したエース・飯塚脩人(3年)が、8、9回に6者連続三振を奪って仁王立ち。9回の同点、延長10回の決勝打へとつなげた。

 沖縄尚学は、試合巧者の習志野のお株を奪う、長打やスクイズなど硬軟織り交ぜた攻撃を見せたが、あと1歩及ばなかった。

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