巨人・上原 同学年・松井稼頭央氏に言われた「最後までやれ、と…」

[ 2019年5月20日 17:33 ]

涙を浮かべながらも笑顔で報道陣の質問に答える上原(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の上原浩治投手(44)が20日、東京都内のホテルで会見を行い、この日をもって現役を引退することを改めて発表。会見冒頭から涙を流し、「もうちょっとやりたかったなという、そういう思いです」と率直な心境を語った。

 今季限りで引退することは「最初から決めていた」という上原。「3カ月が勝負」と自分の中で区切りを付けていたが、「3月、4月と練習する中で1度も1軍に上がることなく、2軍でも抑えていないという葛藤もあった」。昨秋に左膝の手術を受けて「体自体は良い調子」だったが、「それで2軍戦で通用していなかったというのが、後ろ向きになったのかなと思う」と決断に至った理由を説明した。

 同じ1975年4月3日生まれで巨人でともに戦った高橋由伸氏(44)と、同学年の西武・松井稼頭央2軍監督(43)には報道の前に電話、LINEで引退を伝えたという。「由伸には『お疲れさん』と言ってもらった」といい、松井氏には「『最後までやれ』と言われたけど『自分で決めたことだから』と返したら『お疲れさん』と言ってくれた」と“同級生”とのやり取りを明かした。

 昨季限りで引退し、今季から西武2軍監督を務める松井氏とは2軍戦で“対決”した。上原は「稼頭央監督の目の前で投げられたことはいい思い出というか、これでいいかな…という気持ちに少しなりました」と振り返っていた。

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