育成出身の巨人・増田大、プロ初打席で初安打&初打点「率直に嬉しかった」

[ 2019年4月23日 22:38 ]

セ・リーグ   巨人9―0ヤクルト ( 2019年4月23日    神宮 )

<ヤ・巨>プロ初安打の増田大が記念のボールを見せる(撮影・大塚 徹)                                                                                                                                                  
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 巨人・増田大は、手元に戻ってきたボールを大事そうにバッグにしまい込んだ。「率直に嬉しかった。自信を持って(家族に)ボールを渡せます」。守備固めでプロ初出場した19日の阪神戦から4日後。代走で出場したこの日はプロ初打席を迎えると、初安打初打点と輝きを放った。

 記念に残る打席は9回2死一、二塁で来た。「追い込まれていたのでファームでもファウルで粘っていたし、球数を投げさせようと思った」。3球で追い込まれたが、4球目にファウル。そして5球目。甘く入った132キロフォークを見逃さず、左前に転がした。

 15年の育成ドラフト1位で入団。入団前には優香さんと結婚し、同年9月には長男も誕生した。当時の増田大は寮生活。家族には苦労もかけた。17年7月に支配下登録され、2年後の今月18日には、ついにプロ初の1軍昇格が決まった。電話で報告した妻は「泣いて喜んでくれました」。現在も別々で暮らすが、練習後や試合後の家族とのテレビ電話が心の支えとなっている。

 「気風のいいプレーヤーだね」と原監督からも賛辞を送られた。首位決戦を圧勝。増田大も、確かな自信を手にした。

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