日本ハム・遠藤GM補佐 「東大くん」に困惑した1年目キャンプ「野球に集中したかったなぁ」

[ 2019年2月13日 09:00 ]

00年2月、練習中に突然鼻血を出した遠藤(左)を見て笑う浅野投手コーチ
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 【平成キャンプ回想録(12)日本ハム・ドラ7遠藤良平】1年目のキャンプは野球以外の部分で気疲れしましたね。東大卒ということで注目していただいたのですが「もう少し野球に集中したかったなぁ」というのが本音です。メディアの方も一生懸命だし「ちゃんと要望に応えないと」という気持ちでしたが「東大くん」とか…。あまり心地よくはなかったですね。

 そんな中で2軍投手コーチだった浅野啓司さんは大学とか関係なく、自分を一人の投手として見てくれました。気疲れしていた僕の表情を見て「目の前の目標に向かって、課題を一つ一つ消化していけばいいから」と優しく声を掛けてもらい、凄く気持ちが楽になりました。シーズンに入っても親身になって指導してもらえたし、本当に感謝してます。(日本ハムGM補佐)

 ▽平成12年主なルーキー 高橋尚成(巨人ドラフト1位)、正田樹(日本ハム同1位)、清水直行(ロッテ同2位)、田中賢介(日本ハム同2位)、岩隈久志(近鉄同5位)

 ◆遠藤 良平(えんどう・りょうへい)1976年(昭51)6月28日生まれ、埼玉県出身の42歳。東大から日本ハム入団。通算1試合で0勝0敗、打者1人に投げ安打されて降板した。

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2019年2月13日のニュース