清宮引き当てたハム木田GM補佐 今秋ドラフトも抽選役に決定

[ 2018年9月29日 06:06 ]

昨年のドラフトで清宮を引き当てた木田GM補佐
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 ゴッドハンド再び!日本ハムの木田優夫ゼネラルマネジャー(GM)補佐(50)が今秋ドラフトでも抽選役を務めることが28日、分かった。昨年は7球団競合の末に清宮幸太郎内野手(19)を引き当て、北海道に大きな経済効果をもたらした男が、今年も抽選となれば将来のスター候補を引き当てる。清宮はこの日の楽天戦で早実の先輩でもあるソフトバンク・王貞治球団会長(78)に並ぶ高卒新人7号を放った。

 壇上で清宮の当たりくじを引き当て、右手を高々と突き上げてからおよそ1年。再びあの男が「登壇」するかもしれない。この日までに球団は10月25日に都内で行われるドラフト会議で1位指名が競合した際の抽選役を2年連続で木田GM補佐とすることを決めた。

 現役時代に日米通算74勝を挙げ、15年から現職となった木田GM補佐は昨秋ドラフトで初の抽選役を務め、7球団競合の末に高校通算111本塁打を放った清宮の交渉権を獲得。前日に現役時代から親交があったタレントの明石家さんまから「お前の右手は持ってない。左手で(くじを)引け」というアドバイスを実践したことも話題を呼んだ。その後に「黄金の左手」はグッズも売り出され、ここまで清宮自身のグッズの売り上げも好調。北海道全体に与える経済効果は60億円以上とも言われている。

 昨年に続いて今秋ドラフトでもスター候補生が多く、1位だけでなく、外れ1位となっても競合が続出する可能性は高い。毎年、球団は入団拒否を恐れず、抽選確率を高めるために最上位評価の選手の指名を回避するなどの打算も行うことがなく、その姿勢が運も呼び込んで次々とスター選手を獲得している。今年も高校生では大阪桐蔭の根尾、藤原、報徳学園の小園ら競合必至の選手を1位指名候補に挙げており、木田GM補佐の「出番」は確実な情勢だ。

 昨秋ドラフトで木田GM補佐にアドバイスを送ったことが縁で今季から球団ファンクラブ会員の「名誉師匠」に就任した明石家さんまは、10月3日の西武戦を観戦するため、札幌ドームを訪れる予定。アテンドする予定の木田GM補佐が、その機会に再び「神の声」を仰ぐ可能性もある。

 毎年、ドラマが生まれる運命のドラフト会議。10月25日、日本ハムの動向に注目だ。

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2018年9月29日のニュース