DeNA関根V打 ドラ1東は高校時代のライバル「力になる」

[ 2018年6月25日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―1中日 ( 2018年6月24日    ナゴヤD )

<中・D>決勝打の関根(中央)は笑顔でナインとハイタッチ(撮影・椎名 航)
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 DeNA・関根が故郷で殊勲打を放った。同点に追いつかれた直後の9回。1死満塁で高卒5年目は「結果を考えずに楽しもう」と自らに言い聞かせて打席に入った。低めのスライダーを強振した打球は右翼線へ。今季0打点だった伏兵が、走者一掃の三塁打でチームの連敗を3で止めた。

 愛知県蟹江町出身。甲子園に出られなかった東邦時代は名古屋市で3年間を過ごした。「家族や友達が来てくれていた。期待に応えて恩返しをしたい」。地元の声援に後押しされ、子供の頃に観戦に訪れたナゴヤドームで結果を出した。代打で起用した7回こそ中飛だったが、ラミレス監督も「ホームタウンだから、何かをやってくれそうな予感がしていたよ」と目を細めた。

 今季は2軍で開幕を迎えた。4月15日に1軍昇格も、同23日に2軍降格。愛工大名電出身のドラフト1位・東とは高校時代のライバルで「同学年の頑張りが力になる」と刺激を受けた。昨季は29試合出場で打率・158。ドラフト2位・神里ら外野手の争いは激しいが、ここから定位置を狙っていく。 (重光 晋太郎)

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2018年6月25日のニュース