オリックス T―岡田 復調の2発 自己最多の6打点「打てないと試合に出られない 毎日、必死です」

[ 2018年6月14日 05:30 ]

交流戦   オリックス12―5広島 ( 2018年6月13日    京セラD )

お立ち台でポーズをとるTー岡田(左)と吉田正(撮影・坂田 高浩)
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 オリックス逆転劇の主役はT―岡田だった。13日の広島戦(京セラドーム大阪)で3ラン2発の自己最多6打点。チームの今季最多12得点を演出した生え抜き主砲が、お立ち台で喜びを爆発させた。

 「2本目はうまくコンパクトに打つことができました。打てないと試合に出られない。毎日、必死です」

 反撃の号砲だ。0―3の2回1死一、二塁。2ボールからの3球目、岡田の真ん中スライダーを見逃さない。振り抜いた打球は、右翼席へ着弾。一時同点の一発は5月31日の中日戦以来、出場9試合ぶりの7号3ランだ。

 とどめも刺した。9―5の7回2死一、二塁。2―1からの4球目、藤井の内角低め142キロを強振して右翼席上段へ8号3ラン。5月6日のソフトバンク戦以来今季2度目の1試合2発。福良監督からも「T(―岡田)の本塁打は大きかったですね」と称えられた。

 かねて指摘される“勝負弱さ”を払拭した。「練習でいろいろ試したりしたけど、結局強い気持ちで打席に入るしかない。そうやって結果を残すことができたのは、そういう意味では良かった」。昨季31本塁打のうち20発がソロだった。戦前まで直近10試合で27打数4安打と不振だったが、選手会長としてチームを背負う男が、勝利に直結する6打点を挙げ汚名を返上した。

 主砲に触発された形で、吉田正は3年連続2桁10号ソロを含む今季5度目の3安打猛打賞。小田にも2号ソロが飛び出し計4発、今季最多12得点を挙げ広島に逆転勝ち。「明日も勝てるように全力を尽くす」とT―岡田。頼れる主砲が帰ってきた。

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2018年6月14日のニュース