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都市対抗初出場きらやか銀行の「集大成」山形勢悲願1勝へ機熟した

クラブチーム時代の写真の前で決意を新たにする大向監督

 第87回都市対抗野球(スポニチ後援)が15日、東京ドームで開幕する。出場32チームで唯一の初出場が東北第1代表、きらやか銀行(山形市)だ。一時はクラブチームとして活動するなど紆余(うよ)曲折を経て、創部65年目で夢舞台にたどり着いた。2年目右腕の小島康明投手(23)、主砲の建部翔太内野手(25)らを中心に山形勢初勝利を狙う。

 スローガンは「集大成」。山形県勢としては1950年の山形ハッピー以来66年ぶり2チーム目の出場だ。きらやか銀行ナインは、10日後に開幕する大舞台を心待ちにしている。長谷川主将は「力は他に比べて落ちるが束になっていく。全国で勝って、山形の皆さんに喜んでもらいたい」と都市対抗での同県勢初勝利を誓った。

 前身は山形相互銀行。野球部は52年創部も、07年からクラブチームとなり、一時は部員13人まで減少した。一、三塁コーチをOBに依頼して、公式戦に臨んだこともある。当時、監督兼選手だった大向誠監督は「人数は少なかったけど、いいチームだった。思いを共有できた」と振り返る。

 殖産銀行と合併して07年5月に「きらやか銀行」が誕生。09年途中から再び企業チーム登録となった。11、13年は代表決定戦に進出しながら敗退。あと1勝の壁を破るために、関東の強豪チームとオープン戦を組み「名前負け」しない意識改革から始めた。今年は2次予選でJR東日本東北、七十七銀行、日本製紙石巻を3連破。初の本大会切符を手に入れた。

 2年目右腕の小島は全3試合に登板。22回を投げ4失点、防御率1・64とフル回転し「自分には何ができるかを考えて投げた。行ける試合は全部行くつもりだった」。4番に座る建部は3試合連続本塁打など打率・545をマーク。打線をけん引して「4年目で一番力を抜いて臨めた。チームが苦しい時に打つのが4番」と胸を張った。

 グラウンドは11月から3月まで雪の影響で使えない。元々は女子バレー部の練習場だった体育館を室内練習場として活用。マシン打撃ができるケージ、ビニールハウスのブルペンはほぼ手作りだ。大向監督は「冬に練習ができない言い訳ができなくなる。手作りで土を運ぶことで大事に使う。イメージはさくらんぼハウスです」と説明する。

 現在はスタッフを含めて30人態勢。基本的に部員は午前中は支店での窓口業務や営業活動など、業務をこなす。長谷川は「各職場の皆さんが喜んでくれた。期待に応えたい」と決意を新たにする。初戦は50度目出場のパナソニック。それでも、きらやか銀行ナインに気負いはない。建部は「初出場初優勝を狙う」と豪語した。(川島 毅洋)

 ≪陰で支えたマネジャー≫石川剛マネジャーは、チーム力の底上げに尽力した。4年前に投手から転身し「自分が現役時代にできなかったことを、後輩たちに経験させてあげたかった」と、関東遠征を実現。NTT東日本、セガサミーなどとオープン戦をこなすようになった。「いろいろなチームと対戦して力が付いた。そろそろ都市対抗に行きたいなと思っていた年だったので良かった」と選手の成長を喜んだ。

[ 2016年7月5日 05:30 ]

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