大型トレードの背景…改革目指すオリ 森脇監督「トップ15人変えないと」

[ 2013年12月19日 07:43 ]

楽天にトレードが決まった後藤

 オリックス・後藤光尊内野手(35)と楽天・鉄平外野手(30)の1対1の交換トレードが合意に達したことが18日、分かった。大幅なチーム改革を模索するオリックスと、ユーティリティーな内野手を補強したい楽天の思惑が一致。19日にも両球団から発表される。

 来季はオリックス・森脇監督の2年契約最終年で、オリックス本社50周年にあたる節目の年。優勝が義務づけられたシーズンへ、来季で13年目を迎える生え抜きのリーダー放出を決断した。

 オリックスでは今年1月に日本ハムとの間で大型トレードを敢行。新選手会長に就任したばかりの大引らを放出して糸井、八木を獲得した。特に球界No.1外野手ともいえる糸井獲得は、大きな話題を呼んだ。森脇監督は「本当の意味でチームを変えるには、トップ15人を変えなければいけない」と話したこともあり、井川も交換要員にするなど有益な大型トレードも望んでいた。

 1996年を最後に日本一から遠ざかるオリックスは、6年ぶりのAクラス進出を目指すためには多少の出血覚悟も辞さない構え。実現すれば04年オフの分配ドラフト以降、両球団間での初のトレードとなる。

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