和田 7月上旬メジャー昇格に前進 不振先発陣の救世主だ

[ 2013年6月19日 06:00 ]

3Aで6回2/3を1失点と好投した和田

インターナショナルリーグ 3Aノーフォーク2―4、3Aインディアナポリス

(6月17日 ノーフォーク)
 左肘の腱移植手術から復活を目指すオリオールズ傘下3Aノーフォークの和田毅投手(32)が17日(日本時間18日)、インディアナポリス戦に先発し、メジャー昇格をアピールした。

 今季最長の6回2/3を投げ、5安打無四球で1失点。前回11日に1回1/3を8失点でKOされた相手から8三振を奪い「結果という意味では今までで一番良かった。ここに残っていたくはない。(メジャーに)上がるためにやっている」と振り返った。

 和田の復調はオ軍にとって大きい。現在40勝31敗で地区2位も、先発陣の防御率4・80は両リーグ30球団中27位。昨季12勝の左腕チェン(元中日)は右脇腹痛で離脱しており、球団関係者は「(4、5番手の)2枠はやりくりに苦労している。和田の準備ができれば、早く上がって投げてもらいたい」と期待する。

 今後最低2試合は3Aで登板するとみられるが、そこで結果を出せば7月上旬のメジャー昇格という道が開ける。「喜んではいられない。毎回、最低限でもこういう投球を続けていけるようにしたい」と力強く語った。

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2013年6月19日のニュース