歴代4位3630安打“ザ・マン”ミュージアル氏死去

[ 2013年1月21日 06:00 ]

カージナルス一筋22年、歴代4位となる通算3630安打を放ったミュージアル氏

 カージナルスで主に1940~50年代に外野、一塁手で活躍し、歴代4位の通算3630安打を放ったスタン・ミュージアル氏が19日(日本時間20日)、ミズーリ州の自宅で死去した。92歳。球団が発表した。

 人格者で知られ、愛称は「ザ・マン」(男の中の男)。バド・セリグ・コミッショナーは「真の偉人を失った。彼は米国人の模範であり、カージナルスの心、魂だった」と、しのんだ。41年にメジャー初出場し、63年限りで引退するまで22年間、カ軍一筋でプレー(45年は兵役に従事)。背番号6は永久欠番となった。卓越した打撃技術で首位打者7度、MVPを3度獲得。3度のワールドシリーズ制覇に貢献した。

 通算3026試合で打率・331、475本塁打、1951打点を記録、球宴出場24試合は歴代最多タイ。引退時は55個の大リーグ記録を持ち、69年に殿堂入りした。58年には日米野球でも来日。稲尾和久(西鉄)、杉浦忠(南海)から本塁打を放った。02年にカ軍入りした田口はオリックス時代に6を背負っていたが、永久欠番のため、逆さにして並べて99を背負った。

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2013年1月21日のニュース