福留 年俸10分の1でもメジャー 正右翼手として期待

[ 2012年2月15日 07:28 ]

ホワイトソックスと合意した福留

 ホワイトソックスは14日(日本時間15日未明)、インディアンスからフリーエージェント(FA)になっていた福留孝介外野手(34)と1年契約で合意したと発表した。

 福留はこれまで「(日米)どことかは決めていない」と5年ぶりの日本復帰にも含みを持たせていたが、最終的にはメジャーで勝負することを選択した。

 今オフは外野手の相場は総じて厳しく、昨季1450万ドル(約11億3100万円)だった年俸は大幅減が確実。盗塁王3度の肩書を持つ同じ左打ちの外野手で、昨季ホ軍で158試合に出場したピエールはマイナー契約でフィリーズに移籍した。

 福留も出来高を含めて100万~150万ドル(約7800万~1億1700万円)とみられる。年俸は10分の1となるが、安定した地位と年俸が保証される日本よりも、あえて厳しい道を選んだ。

 ホ軍は福留が07年オフに中日からFAでメジャー移籍を表明した際も獲得に乗り出した経緯がある。昨季、福留をスカウティングしていた同球団のスカウトは「勝負強く、打点も稼ぐことができる。左投手を苦にしないし、レギュラーとしてできる」と評価。外野陣は昨季24本塁打を放った右翼手のクエンティンをトレードで放出しており、福留には正右翼手としての期待が懸かる。

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2012年2月15日のニュース