大魔神・佐々木を超えた男が新人王受賞

[ 2010年11月16日 09:39 ]

8月、ヤンキース戦で登板するレンジャーズのフェリス投手

 米大リーグの最優秀新人(新人王)が15日発表され、ナ・リーグはバスター・ポージー捕手(ジャイアンツ)、ア・リーグはネフタリ・フェリス投手(レンジャーズ)とワールドシリーズ進出チームの選手が受賞した。

 新人王は全米野球記者協会会員のうち60人(ナ32、ア28)が3名連記による投票を行い、1位5点、2位3点、3位1点の合計点で決まる。

 5月末にメジャー昇格した23歳のポージーは7月から正捕手の座に定着し、108試合で打率3割5厘、18本塁打、67打点の成績。得票は1位20、2位9、3位2の計129点を獲得し、2位のジェーソン・ヘイワード外野手(ブレーブス)に22点の差をつけた。

 22歳のフェリスは70試合の登板で4勝3敗40セーブ。2000年に佐々木主浩(当時マリナーズ)がマークした新人最多セーブの「37」を更新した。得票は1位20、2位7、3位1の122点で、2位はタイガースのオースティン・ジャクソン外野手で98点だった。ドミニカ共和国出身投手の新人王は初めて。
 日本選手の得票はなかった。

 ▼バスター・ポージー捕手の話 メジャーに昇格したときにはチームに貢献することだけを考えていた。優秀な選手がたくさんいる中で受賞できたことは、光栄だしうれしく思う。2週間の間にワールドシリーズ制覇と新人王獲得を経験できるなんて、信じられない。

 ▼ネフタリ・フェリス投手の話 レンジャーズの勝利のために、クローザーとして最善を尽くした。シーズン序盤は困難もあったが、次第に調子が上がった。役割はチームが決めること。先発でも、抑えでもやれと言われればやる。(共同)

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2010年11月16日のニュース