斎藤の入団発表は単独で“新庄記念日”に？

　日本ハムがドラフトで１位指名した早大・斎藤佑樹投手（２２）の入団発表は単独会見となることが正式決定。２０日のファンフェスティバル（札幌ドーム）で開催する新入団発表に、斎藤が参加しないことを球団がこの日になって発表した。

　ファンフェスティバルではドラフト指名された選手がファンに初めてお披露目される。だが、１３日開幕の明治神宮大会に出場する斎藤は、入団交渉の日程調整がつかないため、球団側も苦渋の決断を下した。同大会の決勝は１７日。遠藤ベースボールオペレーションディレクターは「球団内でも“ぎりぎりまで頑張った方がいい”との意見もあったが、前日になって駄目では逆にお客さまに迷惑を掛けてしまう」と説明。注目度の高い右腕だけに、ファンの混乱や動揺を避けることを優先した。

　とはいえ注目の斎藤の入団会見だけに、球団ではファン参加型の会見も検討している。０３年１２月３日、メジャーから日本復帰した新庄はファン２０００人の前で入団会見を行った。球団関係者は「詳細はこれから」としながら、１２月上旬を目標に準備を進めている。今後の調整次第では７年前と同じ“新庄記念日”の１２・３に会見が行われる可能性も出てきた。