“松井秀に条件提示しない”エンゼルスGMが明言

[ 2010年11月4日 08:20 ]

報道陣の質問に答えるエンゼルスのリーギンスGM

 米大リーグ、エンゼルスのリーギンス・ゼネラルマネジャー(GM)は3日、フリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手に対し、6日(日本時間7日)までの独占交渉期間中に来季の契約条件を提示することはないと明言した。これにより、松井秀は7日から他球団との交渉が可能となることが確実になった。

 同GMは「球団強化のために、すべての選手と可能性を探らなければいけない。オフの動向を注視する」と話し、松井秀との交渉を優先しない意向を明かした。既に松井秀と代理人には球団の方針を説明したという。

 今後、残留を求めるかどうかは「決断していない。何が起こるか分からない。交渉の機会は持っている」と含みを持たせた。補強の優先ポイントについては「いくつかの分野で改善の必要がある」と明言しなかった。

 昨季、ヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献し、シリーズの最優秀選手にも選ばれた松井秀は今季、エンゼルスに移籍。主に指名打者で145試合に出場し、打率2割7分4厘、21本塁打、84打点の成績だった。(共同)

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2010年11月4日のニュース