西岡、中日投手陣攻略のカギは“谷繁無視”

[ 2010年10月25日 06:00 ]

投内連係の練習中に大きな声を出す西岡

 【日本シリーズ】敵は谷繁にあり!日本シリーズで中日と対戦することが決まったロッテの西岡剛内野手(26)が中日の強力投手陣を攻略する糸口として、谷繁元信捕手(39)の存在を頭から消し去ることをテーマに掲げた。

 「谷繁さんは裏をかくリードをしてくる。相手の頭脳に負けないようにしたい」。チェン、吉見、山井…。質、量とも好投手がそろう中日。しかし日本ハム・ダルビッシュ、西武・涌井ら、パ・リーグが誇るエースと対戦している西岡にとっては決して苦しむ相手ではない。本当の敵は捕手だ。中日とは05年からの交流戦6年間で通算102打数26安打、打率・255。その要因の一つに、パの捕手とはひと味違う谷繁のリードを挙げた。
 「2ストライクから3球勝負でやられたり、初球のボール球を振らされたり…。余裕を持って周りを見てリードしている」。その存在を強く意識するあまり、西岡はさらに迷宮に迷い込んだ。ならば徹底無視するしかない。「谷繁さんをあまり意識しないようにしたい。頭をニュートラルにして甘い球なら初球からどんどん振っていく」。パ最多の708得点を誇る打線の特長である好球必打で攻め込む覚悟だ。

続きを表示

2010年10月25日のニュース