岡田監督 好采配で古巣に勝ち越した

[ 2010年6月5日 19:54 ]

 【オリックス9―4阪神】七回の攻防が両チームの明暗を分けた。オリックスは同点で迎えたこの回、四球を皮切りに3安打を集めて3点を勝ち越した。裏は平野が反撃を最少失点で食い止め、終盤の流れをつかみ取った。

 七回の攻撃は相手の拙守も絡み、上園を攻めて2死一、三塁。後藤、T―岡田と左打者が続く場面で、阪神ベンチの継投が遅れた。右腕が続投し、後藤は「ここで点取らなかったら、どこで取んねんという感じだった」と3球目を左前へ。
 T―岡田は慌てて左腕に代えた相手を見透かすように、初球のスライダーを2点二塁打。「正田さん(打撃コーチ)から任せると言われて、甘い球は振ろうと思っていた」と話した。
 その裏の守備で一番安定感のある平野を投入し、好采配で古巣相手に3勝1敗と勝ち越した岡田監督は「別に関係ない。1勝は1勝よ。阪神に勝って2勝、3勝くれるなら別やけどな」と笑った。

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2010年6月5日のニュース