「1点で抑えていれば…」初回失点を悔やむ黒田

[ 2010年5月24日 09:06 ]

タイガース戦の6回に代打を送られ降板、ベンチへ戻るドジャース・黒田

 ドジャースの黒田博樹投手は23日、ロサンゼルスで行われたタイガース戦に先発。6回を投げ、1本塁打を含む6安打5三振1四球で3失点。チームは2―6で敗れ、黒田は2敗目(5勝)を喫した。

 黒田は1回、1点を失ってなおも1死一塁の場面で、4番カブレラに左翼席に豪快な2点本塁打を浴びた。投げた球は内角の速球。カブレラの体に近い位置に食い込んでいった球で、ハニーカット投手コーチも「内角のいいところにいった」。だが「前の2試合でわれわれはカブレラに内角球を投げすぎた。だから彼は待っていたのだろう」と同コーチ。黒田は「ああいうスイングができるということは、ある程度狙っていたと思う」と振り返った。

 2回以降は毎回走者を出しながらも、スライダーと左打者へのカットボールが効果的で無失点。1点を追う6回、2死満塁の好機で打席が回ってきたため代打を送られたが「(1回を)1点で抑えられていればゲーム展開も違ってきたと思う。もう1回でも2回でも投げたかった」と本音をもらした。

 そんな黒田をトーリ監督は「素晴らしい投球だった。ただ相手に優れた打者がおり、われわれはチャンスを生かせなかった」とねぎらった。黒田も「1回に点を取られて、ずるずるいかずに粘り強く投げられたのは大きい」と収穫も口にした。(共同)

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2010年5月24日のニュース