川上、2発浴び3失点「失投は許されない シーズンは近い」

[ 2010年3月20日 10:45 ]

 ブレーブスの川上はフロリダ州オーランドでのタイガース戦に先発、5回を投げ2本塁打されるなど、6安打で3点を失った。

 初めて先発の責任投球回の5回を投げた川上は3失点のうち味方の失策による1点以外の2点がソロ本塁打。左打者にストライクを取りにいったところを狙われ、「粘り強いところもあったが、点の取られ方があっさり過ぎた」と反省した。
 三回までは走者を出しながらも無失点。しかし、四回の先頭、ラリッシュへの初球、指にかからなかったカットボールを右越えへ。五回一死ではデーモンにツーシームが浮いたところを右翼ポール際に運ばれた。「1本目は何も考えずに振っての本塁打なのでショック。2本目は読まれた」
 本塁打以外は制球よく無四球。4三振はすべて右打者からの見逃しで、一つが抜いたカーブ、三つが内角カットボールで打者に腰を引かせた。テークバックを小さくした新フォームではこの両球種がしっくり来ていなかったが「フォームがなじんできて、そんなに抜ける球もなかった」と手応えをつかんだ。
 それだけに、打者の調子が上がって来る時期に一発の怖さを再認識した様子。右腕は「失投は許されない。シーズンは近い」と気を引き締めた。(共同)

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2010年3月20日のニュース