広島県高野連が市に要望「新旧球場もっと使わせて」

[ 2010年2月9日 20:34 ]

 広島県高野連(益田博文会長)は9日、プロ野球・広島カープの本拠地のマツダスタジアム(施設名は広島市民球場、広島市南区)や、かつての本拠地だった旧広島市民球場(中区)を今夏の高校野球広島大会でもっと利用させるよう、広島市に文書で要請した。

 昨年夏の広島大会で、新球場は天然芝の保護を理由に開幕日の2試合と決勝戦しか使えず、旧球場で18試合を実施。県高野連によると、今夏の大会は新球場を運営するカープ側が、準決勝を加えた3日間計5試合の使用を認めているという。
 「広島の球児にとって新球場はあこがれの場所。プレーの機会をもっと増やしてほしい」と訴える益田会長に、市側は「十分検討したい」と答えるにとどまり、旧球場の使用についても「今夏にも解体に着手する方針で…」と難色を示した。
 昨年4月オープンした新球場は、マツダが5年間の命名権を取得。カープが指定管理者として運営している。

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2010年2月9日のニュース