プロ29年目のブルペン!46歳左腕が投げた

[ 2010年2月9日 16:23 ]

渡辺監督(右)が見守る中、今キャンプ初めてブルペンで投球練習する西武・工藤

 16年ぶりに古巣の西武に復帰した工藤が、第2クール最終日に初めてブルペンに入った。感触を確かめるように79球を投げ「手応えということはない。投げたということ」と淡々と話した。

 まず捕手を下がらせて25球を投げ、次に定位置で立たせて10球。最後は片ひざを付かせて44球を投じた。力の入れ具合は7割程度で、ひじの使い方を練習するためのカーブや、指先の感覚を確かめるためにカットボールも交えた。
 46歳はオフから精力的に走り込んだ。キャンプに入っても「西武は昔からよく走るチーム。思い出しながら走っている」と下半身を鍛える日々。足腰の仕上がりには満足する一方で、上半身はまだまだ。「いつもの年は第1クールに入っていた」とプロ29年目は多少の調整遅れも口にする。
 投球を見守った渡辺監督は「ほっとした。下半身の使い方は昔と全然変わっていない。左投手のお手本」とひと安心。現役最年長の左腕は、10日の休日を挟んで第3クールに入り、実戦に向けて体をつくり上げていく。

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2010年2月9日のニュース