ルーキー菊池 早くも侍ジャパン入り?

[ 2010年1月4日 06:00 ]

 西武の新人・菊池が早くもルーキーイヤーの今年に侍ジャパン入りする可能性が急浮上した。今年11月に中国・広州で開催されるアジア大会の野球日本代表チームが全員プロ選手で構成される見込みとなった。

 当初はプロ・アマ混成チームで臨む方向だったが、2020年五輪で野球の実施競技復活を目指す日本オリンピック委員会(JOC)が全日本アマチュア野球連盟に対し、最強チームの編成を要請した。アジア大会が社会人野球の日本選手権と学生野球の明治神宮大会と重複することで同連盟も賛同し、昨年末に水面下でプロ側に打診。今月に予定されている日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会で対応が協議される。正式決定すれば、メンバーは昨年11月22日にセ・パ両リーグ誕生60周年記念として行われたプロ・アマ戦で大学日本代表と対戦したU―26NPB選抜と同様に若手主体となる予定。同戦では巨人・坂本、松本、ヤクルト・由規らが選出されており、高卒新人ながら即戦力左腕といわれる菊池にも日本代表入りのチャンスは十分にある。

 菊池は2013年に開催予定の第3回WBCへの出場を熱望するなど、日の丸を背負うことに対する意識が高い。今回のアジア大会でメンバー入りを果たせば、WBCを前に国際大会を経験できる貴重な機会となる。アジア大会の出場選手登録締め切りは9月16日。それまでに1軍で活躍をしていれば、日本代表のユニホームが近づく。

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2010年1月4日のニュース