明豊発奮!野口7回1死までノーヒッター

[ 2009年3月26日 06:00 ]

<明豊・下妻二>8回1失点の投球を見せた明豊先発・野口

 【明豊5―1下妻二】明豊が、WBC日本代表の城島(マリナーズ)先輩に続けとばかりに快勝した。

 まず投げては先発の左腕・野口が7回1死までノーヒットピッチングを続け、8回を3安打1失点。「低めにボールを集めることを心掛けた。甲子園のマウンドはとても投げやすくていい場所でした」。このセンバツから背番号1を任されている。大会前にはソフトバンク・杉内を参考にしてカーブをより落差のある球に改良した。
 攻撃では初回、わずか25球で4点を奪う電光石火。先頭打者として右翼線三塁打を放った平井は「自分が初回から塁に出たときは、必ず点が入る。後ろにもつながるし、ウチの野球ができた」と胸を張った。OBの城島のWBCでの活躍に刺激を受けたといい、世界の大舞台で日本が見せたつなぎの野球を、見事に甲子園で実現した。
 大悟法(だいごぼう)監督は「ノーエラーの野球ができたのが一番うれしい。野口は自分の力を出し切った」と笑顔。2度目の出場でセンバツ初勝利を挙げ、2回戦では150キロ左腕・菊池を擁する花巻東に挑む。

 ≪下妻二 時野谷が炎上…初回に4失点≫初出場初勝利はならなかった。明豊打線に左が多いことから、左腕で変則フォームの時野谷を先発に起用したが、初回にいきなりの4失点。2番手の坂入が7回1/3を1失点でしのいだが、小菅監督は「時野谷の先発は間違っていなかったが、先発がしっかりしてくれないと試合にならない。体格的にも技術的にも全国で戦うレベルにない」と落胆していた。

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2009年3月26日のニュース