東海大に断り!151キロ腕・甲斐がプロ表明

[ 2008年9月26日 06:00 ]

 東海大三(長野)の151キロ右腕、甲斐拓哉投手(17)が25日、日本高野連にプロ野球志望届を提出した。1年秋からエースナンバーを背負う甲斐は今夏長野大会準決勝で敗退。甲子園出場はないものの、直球の最速は151キロを誇る右の本格派だ。この日までに「覚悟を決めてプロでやりたい」と同校の田中野球部長に伝えて、進学の可能性があった東海大に断りの連絡を入れた。

 右では高校トップクラスの逸材はこれまで中日、横浜、オリックスなどが上位指名候補としてきた。中日・中田スカウト部長が「これから伸びる素材。表明すれば間違いなく争奪戦になる」と話すように、進路がプロに絞られたことで争奪戦がさらに激しくなることは必至。今後のドラフト戦線にも影響を与えそうだ。

 ◆甲斐 拓哉(かい・たくや)1990年(平2)12月18日、長野・松本市生まれの17歳。岡田小3年で城東フェニックスで野球を始めたときは捕手。女鳥羽中で松本南シニアに入り、投手となる。中3夏のリトルシニア全国選抜大会、ジャイアンツ杯で優勝。東海大三1年秋からエース。3年夏は長野大会準決勝で松商学園に敗退。右投げ右打ち。1メートル83、83キロ。家族は母、祖母。

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2008年9月26日のニュース