ロッテ 東京ガス・木村を上位指名へ

[ 2008年9月26日 06:00 ]

ロッテが上位指名する方針を固めた東京ガス・木村

 ロッテが10月30日ドラフトで東京ガス・木村雄太投手(23)を上位指名する方針を固めた。1メートル89の長身から投げ下ろす最速146キロの直球が武器の木村は“和製ランディ・ジョンソン”の異名をとる大型左腕。球団関係者は「若いし馬力がある。完成されれば凄い投手になる」と評価している。

 木村は秋田経法大付時代の03年ドラフトで広島から1位指名を確約されていた逸材。結局、社会人の東京ガス入りを選択し、06年ドラフト時はロッテと相思相愛ながら先に指名権があった横浜から3巡目で強行指名され残留した。昨年3月にはプロから栄養費を受け取っていたことが発覚。1年間の謹慎と対外試合出場禁止処分を経て今夏の都市対抗ではJR東日本の補強選手として復活勝利を挙げた。

 ロッテでは左の先発投手は成瀬1人。右腕は唐川、大嶺ら若手が台頭しており、成瀬に並ぶ将来の先発左腕候補は是が非でも欲しいところ。地元の逸材、千葉経大付・斎藤、同校出身の早大・松本らも上位候補にリストアップしているため、木村の指名順位は流動的だが“3年越しの恋人”獲得に全力を注ぐ。

 ◆木村 雄太(きむら・ゆうた)1985年(昭60)5月21日、秋田県生まれの23歳。小4から野球を始める。秋田経法大付では2年夏から背番号1、県大会8強が最高。04年に東京ガス入社。06、08年と補強選手で都市対抗出場。家族は父、姉、兄、妹、弟、祖母。1メートル89、80キロ。左投げ左打ち。

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2008年9月26日のニュース