オレは本格派!尚成セオリー無視の快投劇

[ 2008年9月23日 06:00 ]

7勝目の高橋尚は、スンさんとコブシを合わせる

 【巨人9―1広島】巨人の高橋尚が今季最長の8回を投げ7安打1失点で7勝目。05年7月1日の広島戦(東京ドーム)以来3年ぶりの10奪三振に「真っすぐが良かった。“自分は本格派なんだ”と思って投げた」。今季最多の134球で半分以上の79球が直球だった。右打者が7人並んだ広島打線に“新球”も織り交ぜた。「慎之助が引っ張ってくれた」とシーボル、石原に計4球、意識的に内角高めへスライダーを投じた。変化球は低めに、とのセオリーを度外視した球種は、桑田が現役時代に投げていた。その球は一度も前に飛ばされなかった。「チームが調子いいからそれに乗っかって投げられた」と満足そうに振り返った。

 ≪“大竹キラー”亀井猛打ショー≫巨人の1番に座った亀井が3安打2打点をマークした。3回には右翼線二塁打、4回2死二塁では初球のスライダーを逆らわずに中前打、6回には地面すれすれのフォークを左前に落とした。今季、大竹には15打数10安打、打率・667のキラーぶりに「大竹とは相性も悪くないし、スタメンで使ってもらっているので何とか期待に応えたかった」と振り返った。

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2008年9月23日のニュース