「横浜の真田」こんなに早く!移籍初勝利

[ 2008年7月3日 06:00 ]

横浜初勝利の真田は、ウルトラセブンたちに祝福される

 【横浜4―3広島】お立ち台に上がった横浜・真田の目は輝いていた。移籍初勝利は巨人時代の06年7月27日の広島戦(東京ドーム)以来、約2年ぶりの白星。「こんなに早く1勝できると思わなかったのでびっくりしている。ファン、チームに認められなければいけないので応援お願いします」。横浜ファンから「認めるぞー!」という声援が飛ぶと、こわもての風ぼうが笑顔に変わった。

 闘争心むき出しの投球だった。2点リードした4回1死一、二塁のピンチで救援。緒方に適時打を浴びて1点差に迫られたが、シュートで打者の懐を果敢に突き、4番・栗原をフォークで空振り三振に仕留めると「興奮した」と右拳でガッツポーズを作った。
 01年にドラフト1巡目で巨人に入団。1年目に6勝を挙げたが、ここ数年はケガに苦しんだ。昨年は未勝利。プロで生き残る道を必死で模索していた。以前は回転のきれいな快速球を投げていたが「汚い真っすぐを追求します」とこだわりを捨てて“真っスラ”の習得に励んだ。新天地では3試合に登板し、無失点。抜群の安定感に大矢監督も「重圧がかかる場面でよく頑張ってくれた」と評価したが、真田は「まだまだ結果を出さないと」。同学年の寺原からウイニングボールを受け取った右腕はどこまでもどん欲だった。

 ▼横浜・金城(初回に6号3ラン)長谷川は打っていなかったので良かった。初回のチャンスなので何とかしたかった。
 ▼横浜・寺原(2回無失点で10セーブ目をマーク)2イニング抑えられたのは気分がいい。無失点は最高だからこれを続けたい。

続きを表示

2008年7月3日のニュース