「運の後押し」ハム 捕逸でサヨナラ勝ち

[ 2008年6月14日 21:17 ]

ヤクルトにサヨナラ勝ちし、喜ぶ日本ハムナイン

 【日2―1ヤ】日本ハムは1―1の延長10回2死満塁から捕逸でサヨナラ勝ちした。スウィーニーは内外角に球を散らして8回まで好投。2番手の武田久が2回無失点で3勝目を挙げた。ヤクルトは先制したが、川島亮の力投を生かせなかった。

 ヒーロー不在の戦いだった。捕逸でのサヨナラ勝ちに、日本ハムナインはどう喜んでいいのか分からない様子。梨田監督は「運の後押しがあった。誰も想像していない」という不思議な勝利だった。

 1―1の延長10回。相手野手が交錯したり、送りバントが安打になるなど、日本ハムは無死満塁の好機を得た。だが、代打策が失敗して2死に。4万人を超える観衆の声援がしぼみ始めた中、9番・紺田の打席でまさかの1点が転がり込んだ。カウント1―1から林昌勇が内角に投じた3球目を川本がパスボール。スレッジが三塁からサヨナラのホームを踏んだ。

 あっけない幕切れとなったが、先発スウィーニーが好投し、7回は3連打で追い付いた。少ない好機を生かして守り勝つという日本ハムの本領が発揮された試合。同点打を含む3安打の稲葉は「うちらしいのでは」と振り返った。

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2008年6月14日のニュース