復活のマサだ!42歳194勝!

[ 2008年5月8日 06:00 ]

 【中日10―3広島】1年間止まっていた200勝へのカウントダウンが再び動き始めた。昨年5月13日の巨人戦以来となる360日ぶりの白星は通算194勝目。「本当にほっとしている」。6回を2安打無失点、68球で役目を終えた山本昌は安どの表情を浮かべた。

 1軍昇格即先発となった約1カ月ぶりのマウンド。「いけるところまでいこう」。42歳左腕は立ち上がりから飛ばした。先頭の赤松を138キロの直球で見逃し三振に。続く東出、天谷は武器のスクリューボールで連続空振り三振に斬った。
 5回まで1安打と快調な投球。6回、四球と安打で1死一、三塁とされた。オープン戦からセットポジションでの投球が課題だったが、内外角を慎重に突き、後続をいずれもスクリューボールで飛球に仕留めた。
 「200勝は意識してないようでしていた」という昨季。5月13日を最後に勝てず、2勝10敗で24年目のシーズンを終えた。今春キャンプはベテランの特別待遇をはく奪され、2軍宿舎で若手と相部屋で過ごし、ともに走った。復活をかけて臨んだ今季初登板の4月2日の巨人戦では、背中を痛めて2回途中で降板。2軍で調整を重ね、ようやく巡ってきたチャンスで結果を出した。
 大記録まであと6勝。山本昌は「1年間いろいろあったが、チームに帰ってきたという感じ」と感慨深げに話した。首位・阪神を追走する落合竜に大きな“戦力”が加わった。

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2008年5月8日のニュース